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【オーナーが語る】ハンドメイド委託販売のメリット・デメリット

筆者プロフィール:
ハンドメイド委託店「MELLOW」を経営して5年目のオーナーです。
これまで数多くの作家さんとともに作品をお預かりし、販売してきた経験をもとに、この記事を書いています。
MELLOW」のインスタグラムでは、作家さんの作品や店舗の最新情報を発信中ですので、こちらからぜひご覧ください

ハンドメイド委託販売に興味があるけど、不安や疑問を抱えていませんか?

ハンドメイド作品を作るのが好きで、「もっと多くの人に自分の作品を届けたい」と考えていませんか?

でも、いざ委託販売を始めようと思っても、「本当に売れるのかな?」とか、「手数料や契約内容が複雑で不安」といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

そんな不安を抱えるあなたに、今回の記事では委託販売店のオーナーとしての実体験をもとに、
ハンドメイド委託販売のメリットとデメリットをわかりやすく解説します。

オーナーの視点から見た成功事例や失敗しがちなポイントを知ることで、あなたの不安を解消できるはずです。

私がオーナーとして経験してきた中で、売れやすい商品の特徴や、委託先との良好な関係を築くためのヒントについても具体的にお伝えします。

オーナーとしての立場から感じたことをシェアし、少しでもお役に立てればと思います。

これから委託販売を考えている方にとって、きっと役立つ情報が満載です。

この記事でわかること

  1. ハンドメイド委託販売のメリットとデメリット
  2. 成功するためのポイントや売れやすい商品の特徴
  3. 委託先と良好な関係を築くためのヒント

ハンドメイド委託販売とは?簡単に解説

ハンドメイド委託販売とは、
ハンドメイド作家が自分の作品を、専用の店舗やオンラインショップに委託し、販売してもらう仕組みです。

委託先に作品を預けることで、作家自身が販売活動にかかる手間を省けるため、制作に集中できます。
一方で、手数料や契約内容が発生するため、それを理解しておくことが大切です。

委託販売のメリットは、作品を広く知ってもらえる点です。
自分で販売するよりも、委託先が持つ顧客層や店舗の知名度を活かせるため、作品がより多くの人に見てもらえる可能性が高まります。
特に、店舗での陳列や、SNSでのプロモーションを行う店舗では、その効果が大きいです。

デメリットとしては、手数料や販売価格の調整が難しい場合があります。
販売した金額から手数料が引かれるため、
利益率を考慮した価格設定が必要です。
また、商品の配置や宣伝方法が店舗に依存することも多く、自分の意向が完全には反映されにくいこともあります。

このように、ハンドメイド委託販売にはメリットとデメリットが存在しますが、正しい知識を持って始めることで、委託先との良好な関係を築きながら効果的に販売を行うことが可能です。

委託販売の基本的な仕組み

ハンドメイド委託販売の基本的な仕組みは、作家が自分の作品を店舗やオンラインショップに預け、販売を依頼するというものです。

この方法により、作家自身が販売や接客にかける時間を減らし、制作に集中できるようになります。

具体的には、委託先と契約を結び、作品を一定期間預けます。
その間、店舗が作品を陳列し、顧客への販売を行います。
売れた際には、その販売金額から手数料が差し引かれた金額が作家に支払われます。
手数料の割合は、店舗によって異なりますが、一般的には20%から30%が多いです。

さらに、月毎の委託料もかかる場合が多く、
その金額は1,500円から1万円程度と幅広いですが、平均して3,000円ほどが一般的です。

例えば、5,000円で作品が売れた場合、手数料が20%で月の委託料が3,000円なら、
売上から手数料1,000円が引かれ、残り4,000円から3,000円の委託料を差し引いた1,000円が利益になります。

また、無店舗型の委託販売もあり、ライブ販売やオンラインショップ、インスタでのポスト販売、マルシェでの出店など、さまざまな方法があります。
これらは、店舗を持たずに広く集客できるため、手軽に始められる点が魅力です。

委託販売の種類と選び方

ハンドメイド委託販売には、いくつかの種類があり、それぞれの特徴を理解して選ぶことが大切です。
主に「実店舗型」「無店舗型」に分けられます。それぞれの特徴と選び方を見ていきましょう。

1. 実店舗型の委託販売
実店舗型の委託販売は、ハンドメイド作品を実際の店舗に預けて販売してもらう方法です。

実際に店舗で作品を手に取ってもらえるため、質感や細かい部分まで見てもらえるメリットがあります。

特に、地域密着型の店舗では、常連客を獲得しやすいです。
ただ、ぼくの知る限りほとんどの実店舗のお店がライブ販売をやっているので、一度ライブ販売を視聴することがおすすめです。

選ぶ際には、店舗の立地来店する客層をチェックすることが重要です。
例えば、ファミリー層が多い地域の店舗に、
子ども向けの雑貨を委託するのは効果的です。

また、店舗の販売実績スタッフの対応も選定のポイントになります。

スタッフが親身になって作品を紹介してくれる店舗だと、作品の魅力がより伝わりやすくなります。

2. 無店舗型の委託販売
無店舗型の委託販売は、店舗を持たずに作品を販売する方法で、ライブ販売インスタでのポスト販売マルシェへの出店などがあります。

これらは、広い範囲の人にアプローチできるため、集客力を高める手段として有効です。

特に、実店舗を持つお店でも、最近ではライブ販売を積極的に行っているところが多く見られます。

お店を選ぶ際に、実際に足を運ぶことが難しい場合は、ライブ販売を視聴することがおすすめです。

その際に、売れるかどうかだけでなく、店舗の雰囲気やスタッフとの相性も確認することが重要です。

例えば、ライブ配信の際のやり取りや、スタッフの接客態度が自分に合うかをチェックしてみましょう。

それぞれの種類にはメリットとデメリットがあるため、自分の作品やターゲット層に合った方法を選ぶことが大切です。

ハンドメイド委託販売のメリットとデメリット

ハンドメイド委託販売には、作家にとって多くの魅力がありますが、一方で注意すべき点も存在します。

メリットをうまく活かせば、作品を広く知ってもらう機会が増え、デメリットを理解して対策を取れば、収益面でのトラブルを避けることができます。

ぼくが委託販売店を運営する中で感じた、具体的なメリットとデメリットについて、実体験をもとにご紹介します。

委託販売のメリット3選

ハンドメイド委託販売には、作家にとって多くの利点があります。ぼくが委託販売店を運営する中で特に感じたメリットを3つご紹介します。

1. 自分の作品を広く知ってもらえる
委託販売の大きな魅力は、
自分の作品を多くの人に知ってもらえることです。

実店舗で作品を展示することで、普段接することのないお客さまにも見てもらえるチャンスが増えます。

たとえば、ぼくの店舗では、作品を展示していたら「こんな可愛いものがあるなんて知らなかった」とお客さまに声をかけられ、
そのまま購入されるケースも少なくありません。作家自身が集客の手間を省けるのが大きな利点です。

2. 販売活動の手間を減らせる
委託販売を利用すると、販売や接客にかかる手間を大幅に減らせます

店舗側が商品の説明やお客さま対応を行うため、作家はその分、制作に集中できるのです。例えば、ぼくの店舗で委託している作家さんも、販売にかかる時間を減らすことで、
より多くの新作を作れるようになりました。
時間を効率的に使えることが、委託販売の魅力の一つです。

3. 作品の宣伝をサポートしてもらえる
委託先がSNSやウェブサイトを活用して作品を紹介してくれる点もメリットです。

自分でSNSを使いこなせなくても、店舗側がインスタグラムなどで作品を紹介することで、
新しいお客さまにアプローチできます。

例えば、ぼくの店舗で作家さんの新作をインスタグラムで紹介したところ、それを見たお客さまが来店して作品を購入するケースもあります。
店舗の宣伝を通じて、新しいお客さまに知ってもらえるのは大きなメリットです。

委託販売のデメリット3選

一方で、ハンドメイド委託販売には注意すべき点もあります。ここでは、ぼくが運営する中で気づいたデメリットを3つ挙げます。

1. 手数料と委託料がかかる
委託販売を利用する場合、手数料や月ごとの委託料が発生します。
ぼくの店舗では、月々4,000円の委託料を設定していますが、他の店舗では平均して3,000円程度が多い印象です。さらに、販売金額から20%〜30%程度の手数料が差し引かれます。
例えば、5,000円の商品が売れた場合、
手数料が1,000円引かれ、そこから月の委託料が差し引かれると、利益が思ったより少なくなることもあります。
収益を確保するためには、手数料と委託料を考慮した価格設定が重要です。

2. 店舗の集客力に売上が左右される
委託販売では、店舗の集客力に売上が大きく影響されます

例えば、ぼくの店舗で新作が好評だった時期には、委託作家さんの売上も大きく伸びましたが、集客が落ち込んだ時期にはその影響で売上が減少しました。

店舗がうまく集客できないと、作品を見てもらう機会も減ってしまうため、事前に店舗の集客力や顧客層を調べることが大切です。

3. 作品の配置や宣伝方法を自分でコントロールしにくい
委託販売では、作品の配置や宣伝方法を店舗に任せることになるため、自分の意図通りにアピールできない場合があります。

作家さんから「もう少し目立つ場所に置いてほしい」といったリクエストを受けることもありますが、全てに応えるのは難しい場合があります。
自分の作品をどう見せたいかにこだわりがある場合、事前に店舗と相談しておくと良いでしょう。

売れやすい商品の特徴と工夫

ハンドメイド委託販売で売れやすい商品には、いくつかの共通する特徴と工夫があります。
これを理解して取り入れることで、作品がより多くのお客さまに選ばれる可能性が高まります。

ぼくの店舗での実体験と、一般的に売れやすいとされるポイントを合わせて、3つの具体的な方法を紹介します。

1: 説明がしっかりある商品の強み

売れやすい商品の特徴のひとつは、
商品の説明がしっかりしていることです。

お客さまは、商品を手に取ったときにその魅力や使い方を具体的にイメージできると、購入に前向きになります。
例えば、商品のサイズ、素材、使い方の例などがきちんと書かれていると、安心して購入できます。

具体例を挙げると、次のような説明が添えられています。

  • 「直径15cmの手編みのコースター、コーヒーカップにぴったりのサイズ」
  • 「肌に優しいコットン100%を使用、赤ちゃんにも安心して使えます」
  • 「飾り棚にぴったりの小物置き、ギフトにもおすすめ」

また、一般的に説明がしっかりしている商品には、購入前に生じやすい疑問を解消できる効果があります。
例えば、「この商品はどのくらいの大きさなのか」「どのように使うのがベストか」など、
お客さまが購入を決めるための情報が揃っていると、安心して買い物ができるのです。

さらに、商品の説明文に写真やイラストを添えると、視覚的にわかりやすく、より魅力が伝わりやすくなります。
オンライン販売であれば、写真と詳細な説明を組み合わせることで、商品の魅力をしっかりと伝えることが可能です。

2: 値札の印刷とその効果

値札がきれいに印刷されている商品は、
見た目の印象が良く、売れやすい傾向にあります。
手書きの値札も温かみがあり良いのですが、印刷された値札はプロフェッショナルな印象を与え、商品の品質が高く見えることが多いです。

例えば、値札を手書きから印刷に変えたところ、「きれいでわかりやすい」との評価をいただきました。
値札には、商品の名前、価格、素材の簡単な説明を入れることで、より多くの情報を提供できます。

値札の印刷によるメリット

  • 見た目が整い、プロらしい印象を与える
  • 価格や素材がはっきりと見えるため、お客さまに安心感を与える
  • お客さまが目を留めやすくなり、商品の注目度が上がる

一般的に、きちんとした値札が付いていると、複数の商品が並ぶ中でもお客さまの目に留まりやすくなるとされています。

3: お店のライブ配信活用術とSNS宣伝のポイント

近年、お店のライブ配信やSNSを使った宣伝は、ハンドメイド作品を広く知ってもらうために重要な手段となっています。

ぼくの店舗でもライブ配信を活用して、
作家さんの作品を紹介することで、リアルタイムでの購入や質問が増えました。
このようなライブ配信をより効果的に活用するためには、作家さん自身の参加が欠かせません。

例えば、ライブ配信に作家さんが参加し、
コメントでコミュニケーションをとると、
視聴者に親しみを感じてもらいやすくなります。

「この作品のこだわりポイントは何ですか?」といった質問に対して作家さんが直接回答すると、視聴者も興味を持ちやすくなり、購入につながることが多くあります。

さらに、インスタグラムでの宣伝も効果的です。
新作をインスタグラムのポストやストーリーズで紹介することで、フォロワーに向けて作品の魅力をアピールできます。

その際、単に投稿するだけでなく、コメントを通じてフォロワーと積極的にコミュニケーションを取ることが大切です。
「新作見に来ました!」といったコメントに対して感謝の気持ちを伝えることで、フォロワーとの距離が縮まり、作品への興味が深まることがあります。

ライブ配信やSNS活用のポイント

  • 作家自身がライブ配信に参加し、コメントでコミュニケーションを取る
  • インスタグラムのポストやストーリーズで定期的に作品を紹介
  • 視聴者やフォロワーとの対話を通じて、親しみを感じてもらう

SNSやライブ配信をうまく使うと、
作品をより多くの人に知ってもらう機会が増え、直接の販売促進にもつながります。
特に、作家とお店が協力してコミュニケーションを深めることで、より強いファンを増やしていけるのです。

委託先と良好な関係を築くためのヒント

ハンドメイド委託販売では、委託先と信頼関係を築くことが重要です。
お互いの立場を理解し、協力することで、作家も店舗側も気持ちよく活動を続けられます。

ここでは、良好な関係を保つための具体的なヒントを紹介します。
平等な関係を大切にしながら、信頼感を持ったやり取りを目指しましょう。

コミュニケーションの取り方と相談のコツ

委託販売で良好な関係を築くためには、日頃からのコミュニケーションが欠かせません

お互いにスムーズに連絡を取り合うことで、誤解やトラブルを防ぎ、信頼感を高めることができます。

例えば、作品の納品や補充の際には、事前に連絡を入れるとスムーズです。

「○月○日に新作を納品したいのですが、スペースは空いていますか?」と確認することで、店舗側も準備がしやすくなります。

また、販売状況についてのフィードバックを積極的に求めることもおすすめです。

例えば、「この作品が最近あまり売れていないようですが、展示方法に改善点はありますか?」と尋ねることで、より良い販売方法を一緒に考える機会を作ることができます。

こうした姿勢が、お互いに協力して販売を成功させるための大切な土台となります。

コミュニケーションのコツ

  • 事前連絡を心がけ、納品や補充をスムーズに行う
  • 販売状況についてのフィードバックを積極的に受け入れる
  • 改善提案を素直に聞き入れ、前向きに取り組む

このように、積極的なコミュニケーションを通じて、委託先と信頼感を持ったやり取りができます。
お互いにとって前向きな関係を築くことが、
長く続けるための秘訣です。

協力しやすい関係を築くポイント

委託販売では、お互いに協力し合うことが良好な関係を築くための鍵です。

ぼくの店舗でも、作家さんから協力をいただく場面が多くあり、そのことでスムーズに運営できることが増えますが、これはあくまで対等な立場での協力が前提です。

作家さんも、店舗側も、お互いの立場を尊重し合うことで、長く良い関係を築くことができます。

例えば、納品時に商品の説明を丁寧に伝えてもらうことは、店舗スタッフがお客さまにその魅力をしっかり伝えやすくなるため、
非常に助かります。
また、商品の在庫が減ってきた際には、こちらから連絡させていただくことが基本ですが、
その際に迅速に対応していただけると、
売り切れを防ぐことができるため、販売の機会を逃しにくくなります。

具体例としては、次のような対応が、お互いにとって良い結果を生むと感じています。

  • 商品の特徴やこだわりポイントをメモとして共有する
  • 在庫が減った際には、店舗からの連絡に応じてスムーズに補充していただけると助かる
  • イベント時に自分のSNSでもお店の宣伝を行い、集客を一緒に目指す

こうした協力的な姿勢があると、
店舗側も安心して販売活動を進めることができ、作家さんの作品をより多くのお客さまに届けやすくなります。
お互いが平等な立場で協力することで、長く続けられる関係が築けるのです

ハンドメイド委託販売で成功するための3つのコツ

ハンドメイド委託販売で成功するためには、
いくつかのポイントを押さえることが大切です。
作品の魅力を最大限に引き出し、より多くのお客さまに届けるためには、委託契約の内容を理解することや、展示方法、そして自分自身で行えるアピール方法を工夫することが求められます。
ここでは、成功に近づくための3つのコツを具体的に紹介します。

委託契約で注意すべきポイント

委託販売を始める際に、契約内容をしっかり確認することは非常に重要です。
契約内容を理解しておくことで、後々のトラブルを防ぎ、安心して作品を預けることができます。
特に注目すべきポイントは以下の通りです。

1. 手数料と委託料
委託販売では、販売金額から引かれる手数料と、月ごとにかかる委託料が設定されています。
月々3,000円程度の委託料がかかりますが、
店舗によって異なります。
また、手数料が20%から30%程度かかる場合が多いです。
契約前に、具体的な手数料の割合と委託料の金額をしっかり確認しておくと良いでしょう。

2. 販売期間と展示スペース
委託契約には、作品が展示される期間や、
どれくらいのスペースで展示されるかについての規定があります。

また、店舗によっては在庫をどれだけ預かってもらえるかも重要なポイントです。
契約時に、自分の作品がどのように展示され、在庫管理がどうなるかをしっかり確認することで、安心して委託を進めることができます。

3. 返品や破損の対応
作品が売れなかった場合や、展示中に破損した場合の対応についても、
事前に確認しておくことが重要です。
契約には、返品のタイミングや、破損時の補償についての規定が含まれています。
これを理解しておくことで、予期せぬトラブルに備えることができます。

これらのポイントをしっかり確認することで、安心して委託販売を始めることができるでしょう。
契約内容に疑問があれば、気軽にオーナーに相談して、納得した上で進めることが大切です。

売れる商品のディスプレイ方法

ハンドメイド作品を販売する際、
どのように展示するかが売上に大きく影響します。
ぼくの店舗では、ディスプレイは基本的にお店側が担当しますが、作家さんが工夫できる点もあります

例えば、作品の説明カードを添えたり、
使い方の例を紹介する写真を一緒に展示することで、お客さまに作品の魅力が伝わりやすくなります

特に、ハンドメイド作品はひとつひとつ手作りのため、そのこだわりを知ってもらうことが購入の決め手になることが多いです。

ディスプレイで意識したいポイント

  • 作品の使い方やおすすめの利用シーンを紹介するカードを添える
  • 作品のサイズ感や素材の説明をわかりやすく記載
  • 作品のこだわりポイントを目立つように表示する

また、作家さん自身が店舗のライブ配信に参加して、展示されている作品についてコメントをすることも効果的です。

これにより、お客さまがその場で作品に興味を持ちやすくなり、購入につながりやすくなります。

自分の作品をもっと知ってもらう方

自分の作品をより多くの人に知ってもらうためには、店舗だけに頼らず、自分でも積極的に発信することが重要です。

特に、SNSを活用して作品を紹介することで、店舗外でもファンを増やすことができます

例えば、インスタグラムで新作を紹介するポストやストーリーズを投稿することが有効です。その際、ハッシュタグを活用して、
「#ハンドメイド」「#委託販売」などのキーワードを含めると、関連する興味を持つ人々に作品を見てもらいやすくなります。

また、ライブ配信中に自分の作品を紹介したり、コメントで視聴者と積極的に交流することも、ファンとのつながりを深めるきっかけになります。

SNS活用のポイント

  • インスタグラムやツイッターで作品を定期的に紹介
  • ライブ配信に参加し、作品の魅力を直接伝える
  • 視聴者の質問に積極的に答えて、作品への理解を深めてもらう

店舗の販売と自分のSNS活動を組み合わせることで、作品を知ってもらうチャンスが広がり、より多くのファンを獲得することができます。

店舗と作家の両方が協力し合うことで、販売の可能性が大きく広がるのです。

ハンドメイド委託販売のまとめと次のステップ

ハンドメイド委託販売を成功させるためには、準備と理解が大切です。

この記事で紹介したポイントを押さえることで、委託販売を安心して始められるようになります。

ここでは、委託販売を始める前に確認すべきことと、次に進むためのアドバイスをお伝えします。

委託販売を始める前に確認すべきこと

委託販売を始める前には、いくつかの確認しておくべきポイントがあります。
これらを事前に理解しておくことで、安心して委託販売を始められ、後々のトラブルも避けやすくなります。

1. 契約内容の確認
手数料、委託料、販売期間、そして展示スペースの範囲など、契約書に記載されている内容をしっかりと確認することが大切です。

特に、手数料の割合や、返品・破損時の対応については細かくチェックしておくと安心です。何か不明点があれば、契約前にオーナーに質問してクリアにしておくことをおすすめします。

2. 自分の作品が適しているか
委託販売を利用する際には、自分の作品がその店舗に合っているかどうかを考えることも重要です。

お店の雰囲気やターゲットとなるお客さま層が、自分の作品とマッチしているかどうかを確認しましょう。

3. ライブ販売の頻度と紹介の機会
委託先によって、ライブ配信での紹介頻度は異なるため、事前に確認しておくことが大切です。

例えば、月に1回必ず紹介してくれる店舗もあれば、そうでない店舗もあります。
無店舗型の委託販売では、ライブ配信の頻度が異なることもあるので注意が必要です。
自分の作品がどれくらいの頻度で紹介されるのかを確認することで、期待通りのプロモーションができるかどうか判断しやすくなります。

これらのポイントをしっかりと確認し、
準備を整えることで、委託販売がスムーズに進みます。
事前の準備が成功の鍵ですので、じっくりと取り組みましょう。

これから始めるあなたへ|行動に移そう

ハンドメイド委託販売は、最初の一歩を踏み出すことが何よりも大切です。
この記事を読んで、委託販売に興味を持ったなら、次は実際に行動に移してみましょう。

まずは、お店選びから始めてみてください。
 自分の作品に合った店舗を探し、実際に足を運んでお店の雰囲気を確認すると良いでしょう。遠方の店舗なら、ライブ配信を見て雰囲気を感じ取ることもおすすめです。

その際、お店のオーナーやスタッフとコミュニケーションを取ってみると、より良い関係を築きやすくなります。

次に、SNSを活用して作品を紹介してみましょう。 インスタグラムのポストやストーリーズで、作品の魅力を写真と共に発信することで、より多くの人に知ってもらうことができます。また、作品を紹介する際には、ハッシュタグを使うと、興味のある人々に届きやすくなります。

最後に、実際に委託契約を結んでみましょう。 

契約書をしっかりと読み、納得のいく条件であるかを確認したら、あとは自分の作品をお店に託して販売のスタートです。
最初は不安かもしれませんが、一歩ずつ進むことで、自信がついていくはずです。

ハンドメイド委託販売を始めることで、
あなたの作品が多くの人に届けられる可能性が広がります。
ぜひ、積極的に行動して、素晴らしい販売経験を積んでいってください。

  • この記事を書いた人

mellow

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