ハンドメイド ハンドメイド委託店オーナー

【必読】ハンドメイド 売れない 疲れた時の解決策5選

筆者プロフィール:
ハンドメイド委託店「MELLOW」を経営して5年目のオーナーです。
これまで数多くの作家さんとともに作品をお預かりし、販売してきた経験をもとに、この記事を書いています。

「ハンドメイド、売れなくてもう疲れた…」 そんな気持ちになっていませんか?

手間暇をかけて作ったハンドメイド作品。しかし、「なかなか売れない…」 
「もう疲れた…」 と感じている方も多いのではないでしょうか。
せっかくの作品が売れず、落ち込んでしまうことは少なくありません。

ですが、安心してください。
売れない原因には共通するポイントがあり、
これを知って工夫すれば改善の道は開けます。実際に多くのハンドメイド作家が、
適切な対策を取り入れることで売り上げを伸ばし、モチベーションを保ち続けています

この記事では、ハンドメイド作品が売れない原因とその解決策を5つ紹介します。
少しの工夫で「売れない…」という悩みから解放され、あなたの作品が多くの人に届くようになるかもしれません。

ちなみに、僕が経営する委託販売店「MELLOW」のインスタグラムでも、さまざまなハンドメイド作品や販売の様子をご紹介していますので、興味があればぜひこちらからご覧ください
それでは、早速具体的な対策を見ていきましょう。

この記事でわかること

  1. 売上アップのための5つの具体的対策
  2. ターゲット層に届く作品の作り方
  3. 販売場所の選び方と拡大のコツ
  4. SNSを使って作品の魅力を広める方法
  5. お客様とつながる投稿のコツ

ハンドメイドが売れない原因と対策7選

ハンドメイド作品が売れない理由は、
一つに絞れない複合的な問題が多いです。
しかし、その原因を知り、適切な対策を取ることで売り上げが改善される可能性が大いにあります。
この記事では、ハンドメイド作品が売れない代表的な原因と、それに対する具体的な解決策を5つに絞ってお伝えします。

「売れない」「疲れた」と感じる方のために、
以下の内容を参考にしていただければ、
どこに改善点があるのかを見つけ、効果的な対策を講じることができるでしょう。
どの対策も実践的で、少しの工夫で大きな変化をもたらすものばかりです。

それでは、具体的な原因と対策を順に見ていきましょう。

売れない原因1|ターゲット層の設定不足

ハンドメイド作品が売れない原因の一つに、
ターゲット層の設定不足があります。
作品を誰に向けて作っているのかが明確でないと、お客様にとって魅力が伝わりづらくなり、結果として売上が伸び悩むことが多いです。

ターゲット層を意識することで、作品の魅力がより多くの人に伝わるようになり、購入に繋がりやすくなります。

例えば、子供向けのアクセサリーを作る場合、お母さん世代が見るSNSや、子供用品を扱うイベントでの販売が効果的です。
逆に若い女性向けの作品なら、インスタグラムなど若年層が多いSNSでの発信が向いています。

ターゲット層を設定するためのポイント

  • 年齢層:作品を購入する可能性が高い年齢を考える
  • 趣味やライフスタイル:特定の趣味や生活習慣に関連した作品は、その層に届きやすい販売手法を取り入れる
  • SNSやイベントの使い分け:ターゲット層が利用しているSNSや参加するイベントを選んで発信する

これらのポイントを踏まえた発信や販売チャネルを選ぶことで、作品がターゲット層に届きやすくなります。
結果として、「売れない…」という悩みから解放される可能性が高まります。

ターゲットを明確にして売上アップ!

作品を作る際には、「誰に向けて作っているか」を明確にすることが重要です。
目的を持たずに広く発信すると、商品に興味を持ってもらいにくくなるため、売れない原因の一つになります。

ターゲットを明確にすることで、作品がその人にとって魅力的に感じられ、購入につながりやすくなります。
例えば、20代女性向けの可愛い雑貨なら、カフェでの販売やInstagramでの発信が効果的です。一方、落ち着いたデザインの大人向けアクセサリーなら、40代以上の女性が集まるイベントで販売するのも良いでしょう。

ターゲットを設定する際の3つの手順

  1. 理想のお客様をイメージする:年齢、性別、ライフスタイルを具体的に考えましょう。
  2. 発信や販売方法を選ぶ:SNSやイベントなど、作品に適したチャネルを選定します。
  3. 反応を確認し、微調整:ターゲット層の反応を見ながら、発信内容や販売先を適宜見直すことで、より売れやすくなります。

これにより、作品がターゲット層に的確に届き、売上アップを期待できるでしょう。

顧客に響く作品づくりのコツ

ターゲット層に響く作品を作るためには、
相手が「欲しい」と感じるものを意識することが大切です。
適切なターゲット層の設定をもとに、顧客の心を捉える作品づくりのヒントをお伝えします。

まず、作品のテーマやデザインをターゲット層の好みに合わせると、共感を得やすくなります。
例えば、ペット好き向けのアイテムを作るなら、動物モチーフを取り入れると効果的です。また、環境に配慮した素材や手作り感を重視する層には、自然素材やリサイクル素材を使った作品が響きます。

顧客に響く作品づくりの具体例

  • デザインにこだわる:子供向けなら可愛いキャラクターや色使い、シンプルなデザインなら年齢層が幅広く好みやすい
  • 素材選び:自然派志向の方にはオーガニック素材、豪華さを求める方には高品質の素材を使用
  • 購入者の声を取り入れる:お客様の声や要望を反映させることで、より求められる作品に近づける

こうした工夫を通じて、ターゲット層にしっかりと響く作品を作り上げることができます。

売れない原因2|商品の魅力が伝わらない

ハンドメイド作品が売れない原因の一つに、商品の魅力が十分に伝わっていないことがあります。
どれだけ心を込めて作った作品でも、写真や説明文でその魅力が伝わらなければ、購入者に興味を持ってもらうのは難しいものです。

商品ページを見たお客様が、「素敵だ!」と感じるためには、作品の特徴や良さが一目でわかる工夫が必要です。
例えば、色や質感、細部のデザインなどを丁寧に伝えることで、実際に手に取るイメージを抱いてもらえます。
写真と説明文を使って商品の魅力をしっかりと伝えることが、購入意欲を高めるポイントとなります。

ここからは、写真の撮り方や説明文の工夫について、具体的なポイントをお伝えします。

写真と説明文で魅力を伝えよう!

ハンドメイド作品の魅力を伝えるためには、写真と説明文の工夫が不可欠です。
商品ページで目にする写真や説明文が分かりやすく魅力的であれば、購入者はその作品を欲しいと感じやすくなります。
そこで、以下のポイントを活用し、魅力的な写真と説明文を作成する方法を見ていきましょう。

写真のポイント

  • 明るい場所で撮影する:自然光を使うと、
    作品の色や質感がはっきりと伝わります。日中に窓際で撮影するのがおすすめです。
  • 背景はシンプルに:作品が引き立つように、白や淡い色の布や板を背景にすると良いでしょう。ごちゃごちゃした背景だと作品の印象が薄れてしまうことがあります。
  • 角度を変えて複数枚撮影する:正面だけでなく、斜めや上からの角度など、作品のディテールがわかるように多角的な写真を用意します。
    特に細部にこだわった部分は強調すると効果的です。

具体例として、ビーズを使ったブレスレットを売る場合、ビーズの質感細かな色合いが伝わるよう、アップで撮影するとよりリアルに感じてもらえます。

スマホで簡単にできるアクセサリーの綺麗な撮影方法を知りたい方はこちらをご覧ください初心者でも試しやすい撮影テクニックがわかりやすく紹介されています。

説明文のポイント

  • 素材や特徴を具体的に書く:例えば、「シルク素材で作られているため、肌に優しく、柔らかい手触りが楽しめます」のように、使用素材とその特徴を詳しく伝えます。
  • サイズや使い方を記載する:作品の大きさや重さは、購入の際に重要な要素です。
    「手首にしっかりフィットするサイズで、長時間つけても疲れにくい設計」など、具体的に書くと安心感を与えられます。
  • 利用シーンをイメージさせる:「お出かけや普段使いにもぴったりなデザインです」など、実際に使う場面を想像しやすい表現を加えると、購入者のイメージが膨らみます。

このように、写真と説明文で商品の魅力を丁寧に伝えることで、売れない原因の一つである「商品の魅力が伝わらない」問題を解決できます。
ちょっとした工夫で、作品が「欲しい」と思われる可能性を高められるでしょう。

売れない原因3|価格設定のミス

ハンドメイド作品が売れない原因の一つに、
価格設定のミスがあります。適正な価格設定がされていないと、高すぎる場合はお客様に手が届かず、逆に安すぎると「価値が低い」と見なされてしまうこともあります。

価格設定の基本は、材料費・手間賃・利益を考慮したものです。
しかし、それだけでなく、ターゲット層市場相場に合わせた調整も重要です。
例えば、素材にこだわって作ったアクセサリーなら、安くしすぎると品質を疑われる可能性があるため、価格を適正にすることで作品の魅力を伝えやすくなります。

価格設定のミスを改善し、適正価格で購入意欲を高める方法を次に紹介します。

適正価格で購入を促そう

ハンドメイド作品の価格設定は、単純に材料費と作業時間を足せば良いというものではありません
適正価格の設定には、材料費や時間のほかにも、作品の「価値」や「独自性」を考慮することが大切です。
同じように見える作品でも、デザイン性や手間、こだわりがどれほど込められているかによって価値が変わり、それに応じた価格設定が必要になります。

例えば、特別な技術を使ったアクセサリーや一点ものとしての価値がある作品は、
単なる材料費+作業時間だけで決めると安すぎる印象を与える場合もあります。

一方で、シンプルなデザインや手軽な素材を使った作品には、購入者が納得できる価格が求められます。
このように、「適正価格」は一概には決められないため、次のポイントを参考に、自分の作品に合った価格を見つけてみましょう。

適正価格を見つけるためのポイント

  • 材料費と作業時間を基に基本価格を設定する:まずは材料費と作業時間をもとに基本的な価格を出し、それを基準に検討を進めます。
  • 作品の価値を意識する:特別なデザインや一点ものとしての価値があるなら、材料費と作業時間に価値をプラスしましょう。
  • 市場の相場を参考にする:他のハンドメイド作品と比較し、自分の作品に見合う価格帯を確認します。
  • 実際の販売状況を観察して価格調整を行う:価格を試してみて、売れ行きに応じて調整するのも効果的です。

このように、「適正価格」は単純な計算だけでなく、作品が持つ特別な要素や市場の状況を反映することが大切です。
最適な価格帯を見つけることで、購入者が「この作品にふさわしい値段だ」と感じやすくなり、結果として売れやすくなるでしょう。

🔗 ハンドメイド作品の価格設定については、
minneで詳しく解説されています

売れない原因4|売る場所を一つに絞っている

ハンドメイド作品が売れない原因として、
売る場所を一つに絞ってしまうことが考えられます。
作品を多くの人に知ってもらうためには、
いろいろな方法で販売してみることが大切です。
ここでは、オンラインショップ、マルシェ、SNS、委託販売など、さまざまな売る場所の特徴と試し方について紹介します。

オンラインショップの活用

まず始めやすいのは、ミンネやCreemaなどのオンラインショップです。
これらのサイトは、基本的に販売手数料のみで利用できるため、初期費用を抑えながら気軽に作品を紹介できるメリットがあります。
また、オンラインショップは全国のお客様に作品を届けることができ、SNSでの発信と組み合わせることで幅広い層にアプローチが可能です。

マルシェやイベントでの販売

マルシェや地域のイベントでは、
お客様と直接会話しながら作品の魅力を伝えられるため、作品の質感や細かい部分も伝えやすいのが特徴です。
また、出店者同士のつながりができるため、他の作家さんの販売方法を学ぶ良い機会にもなります。

SNSでの発信

SNS(インスタグラムやTwitterなど)は、
フォロワーに作品を定期的に見てもらうことができ、購入につながる可能性が高まります。

さらに、フォロワーが作品をシェアしてくれると、多くの人に作品が広まるチャンスにもなります。
SNSは、オンラインショップと組み合わせて活用するのが効果的です。

委託販売の活用

委託販売は、雑貨店やカフェに作品を預けて販売してもらう方法です。
そのお店に来るお客様やお店自体にファンがついていることも多く、幅広い層にリーチできます。
また、委託販売店でライブ販売を行うところも増えており、たくさんのお客様に作品を紹介できる機会があるのも魅力です。

もし委託販売についてさらに詳しく知りたい場合は、こちらの記事「【実体験】ハンドメイド委託販売のメリット・デメリットをオーナーが語る」で、実体験を交えた詳細な解説を行っていますので、ぜひご覧ください。

いろいろな場所で試して一番良い場所を見つけよう

最初から一つの売り方に絞らず、さまざまな販売場所で試してみることが、売れない原因を解消するための一歩です。
まずはオンラインショップで始め、マルシェや委託販売も併用しながら、最も反応が良い場所に力を入れていくと効果的です。
作品の魅力が最も伝わる場所を見つけて、売れやすくなるチャンスを広げていきましょう。

売れない原因5|宣伝・マーケティング不足

ハンドメイド作品が売れない原因として、宣伝やマーケティングの不足が挙げられます。
どれほど素敵な作品であっても、知ってもらえなければお客様に届かないため、SNSを活用して作品の知名度を上げることが重要です。
最近では、SNSで作品を紹介することが多くの作家にとって手軽で効果的な方法となっています。

宣伝不足を解消するための手段として、
SNSを使って作品を広める方法を具体的にご紹介します。
特に、フォロワーやファンとのつながりを意識した投稿は、お客様に作品への興味を持ってもらうために欠かせません。

SNSで作品を広める方法

SNSを活用することで、作品を多くの人に知ってもらえるチャンスが広がります。
インスタグラムやTwitterなどは、フォロワーに定期的に作品を見てもらえるほか、シェアやタグ付けによって拡散される可能性もあるため、宣伝ツールとして効果的です。

SNSで作品を広めるためのポイント

  • 写真や動画で魅力を伝える:SNSは視覚的な情報が重視されます。
    明るい場所で撮影し、作品が魅力的に映るように工夫しましょう。
    また、作品の使い方を紹介する動画を投稿するのも効果的です。
  • 適切なハッシュタグを活用する:例えば、「#ハンドメイドアクセサリー」や「#手作りバッグ」など、作品に関連するハッシュタグをつけることで、興味のある人が見つけやすくなります。
  • 投稿時間を工夫する:多くの人がSNSを見る時間帯に投稿することで、より多くの人に作品が届きやすくなります。
    一般的に、昼休みや夕方、夜の時間帯が効果的とされています。

具体例として、季節に合ったデザインの作品を作った場合、その季節のハッシュタグ(例:「#春コーデ」「#秋アクセサリー」)を使うことで、多くの人の目に触れる機会が増えます。
SNSを活用して作品の知名度を上げることで、売上アップのきっかけを作ることができます。

お客様とつながる投稿のコツ

SNSは単に作品を広める場としてだけでなく、フォロワーやファンとつながりを持つことも重要です。
お客様とつながることで、作品への興味を持ってもらいやすくなり、購入につながる可能性が高まります。
次のコツを使って、お客様とのコミュニケーションを深めてみましょう。

お客様とつながるためのポイント

  • 親しみやすい投稿を心がける:フォロワーが「自分も持ってみたい」と思えるような生活感のある投稿が効果的です。
    作品が使われているシーンを紹介したり、自分の製作過程や日常を少しシェアしたりすると、親しみを感じてもらえます。
  • コメントやメッセージに丁寧に返す:フォロワーからのコメントや質問には、感謝の気持ちを込めて丁寧に返事をすることで、信頼関係が生まれやすくなります。
  • 感想や口コミをシェアする:購入してくれたお客様からの感想や写真をシェアすることで、他のフォロワーにも安心感を与え、作品への関心を引きやすくなります。

具体例として、「こんなに素敵な作品、次はどんな新作が出るのか楽しみです!」というコメントがあれば、「嬉しいお言葉ありがとうございます!次回作もぜひお楽しみに!」と返すことで、フォロワーとの信頼感が強まります。

お客様とつながることは、作品に対する興味を高め、リピーターを増やすきっかけにもなるため、ぜひ心がけてみてください。

【まとめ】ハンドメイドの売上アップを目指して行動しよう!

ハンドメイド作品の売上を伸ばすためには、様々な工夫や改善を積み重ねることが大切です。
今回ご紹介した「売れない原因と対策」を見直し、必要な部分を取り入れていくことで、作品の魅力を多くの人に届けられるようになります。
特に、売り場や価格設定、宣伝方法に工夫を加えることで、新しいお客様にも興味を持ってもらいやすくなります。

次の見出しでは、今回のポイントを5つにまとめました。
売れやすくするために、まずはできるところから試してみましょう。

5つの対策を試して売れる作品へ!

売上アップのためには、小さな改善を重ねていくことが大切です。
今回ご紹介した5つの対策を意識して行動に移すことで、ハンドメイド作品がさらに売れやすくなるでしょう。
以下に、具体的なポイントを再確認します。

売れるための5つのポイント

  1. ターゲット層の明確化:作品を「誰に向けて作っているのか」を考えることで、発信や販売方法がターゲットに合いやすくなります。
  2. 商品の魅力を伝える写真と説明文:魅力的な写真やわかりやすい説明文で、作品の良さをしっかりと伝えることが購入意欲を引き出す鍵です。
  3. 適正な価格設定:材料費や手間に見合った価格を考え、価値を正しく評価することが大切です。お客様が納得できる価格で提供しましょう。
  4. 売る場所を一つに絞らない:オンラインショップや委託販売、マルシェなど複数の販売場所で試すことで、作品が多くの人に見てもらえる機会が増えます。
  5. SNSを使った宣伝とお客様とのつながり:SNSで作品を広め、フォロワーと積極的に交流することで、作品に興味を持ってもらいやすくなります。

まずは、一つずつ実行しながら結果を見てみましょう。 
どの方法が自分の作品に最も合っているかを見極め、反応の良い方法に力を注ぐことで、作品の売れ行きが向上する可能性が高まります。
ハンドメイド作品の売上アップを目指して、ぜひ5つの対策を試してみてください。


  • この記事を書いた人

mellow

-ハンドメイド, ハンドメイド委託店オーナー